2019.04.12 – 2019.05.01 BLACK SUN Exhibition by Søren Solkær at minä perhonen galleria

BLACK SUN Exhibition
2019.04.12 – 05.01 12:00~19:00 at minä perhonen galleria


Black Sun (short) from Tiny Tear on Vimeo.

Made by Tine Reingaard / Tiny Tear / Website / Facebook / Instagram / Vimeo
Music by Anders Trentemøller


ブラックサンプロジェクトの中で、僕は若く幼き日々に眺めた景色の中へ再び立ち返っている。
それは南デンマークの湿原、春と秋に、100万羽もの渡り鳥がやってくる光景。
新しい土地へと降りたつ前に彼らが作り出すのは、自然界で最も壮大な舞台だ。
夕刻の湿原の上空に無数の鳥たちが集まると、得も言われぬコラボレーションが始まり、素晴らしきパフォーマンスが織り成される。

時折、彼らを餌食にする鷲や鷹の襲来というドラマが加えられ、舞台はさらに息をのむものになる。
それはまさに、生と死を表すバレエ・ダンスとなるのだ。
椋鳥が群となって動く様は、さながらひとつの大きな生命体が、全ての外的驚異に力の限り抗っているかのようである。
その鮮烈なビジュアルはまるで墨絵や書の筆を空に大きく撫でたようであり、空を背景に強いコントラストと共に創り出される。
波のように見える鳥の群れ(又は地平線を横切って描き出された数学的抽象体)の中、凝縮され形づくられた黒線が浮かび上がる。
その瞬間、鳥たちの群れはまるで超流動の凝縮性を保持しているかのようになり、終わりなき溶解の中でその姿を変え続ける。
幾何学から有機へ、個体から液体へ、物質からエーテルへ、現実から夢物語へ…今を流れる時は失われ、神話的な時間が満ちる。

これこそが、僕がずっと捉えたかった瞬間―永遠の欠片なのだ。 ― Søren Solkær



展覧会タイトル:BLACK SUN Exhibition

アーティスト:Søren Solkær (ソーレン・ソーカー/デンマーク人)
会期:2019.4.12(Fri)—5.1(Wed)
会場:minä perhonen galleria (ミナ ペルホネン ガッレリア)
京都府京都市下京区河原町通四条下る市之町251-2 3F
定休日:木曜日
入場無料。
ミナ ペルホネンの店舗内の壁を使っての展示となります。展示作品の販売も致します。展示作家およびPlethoraの本の販売も行います。
作家在廊日:4.12(Fri)BY APPOINTMENT 取材対応も可能です。
※4.12は夕刻よりWelcomeドリンクなどをご用意してお待ちしております。


minä perhonen : https://www.mina-perhonen.jp/
Søren Solkær : https://sorensolkaer.com/


Søren Solkær Interview